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2010年02月08日

型稽古は護身術になるのか!?

題名がちょっと誤解を招きかねないものですが・・・(^^ゞ

あくまでも私個人の考察として読んでくださいね。

※この記事は護身術に関する内容になります。
護身術として日本の柔術を稽古している方に向けた話です。
ですから道場で型を稽古することが目的であって「護身術」には関心がないという方はスルーしてくださいねicon


私が修行している大東流合気柔術『合気』という一見不可思議な技術を使います。
素人が見るとiconマークで頭がいっぱいになる技がいくつもあります。
それを見てインチキじゃないか?と思う方もいるようです。

大東流以外の武術にも大変優れた技が存在します。

こういう高度な技術を身につけるべく
たくさんの道場で日夜血のにじむような稽古をされているのですね。

しかしこういった技は
大変難解で使える様になるまでかなりの時間と練習量が必要になってきます。


ここで・・・
「護身術」という面から見た時に
一つ落とし穴があるんですねicon

柔術はもともと自らの身を守るために存在しています。

つまりもともと護身術としての面を持っていたのです。


ところが・・・

技が難解なために型稽古を一生懸命繰り返します。

そして型の「上手く出来た」「できなかった」で一喜一憂するわけです。

そうして型稽古にどんどんのめり込んでいきます
(それはそれで素晴らしいことですが・・・)

すると型のための型稽古になってしまい

実戦の観点からどんどん離れていくい可能性が出てくるのです。



型は大変優れた身体進化プログラムの面があり

身体の精度を上げるのに役立ちます。

しかしそれがそのまま実戦で通用するかというと・・・
ちょっと難しい問題になるのですね


なぜなら・・・

実戦では相手がまず言うことを聞いてくれません(当り前ですが・・・)

そして常に激しく動いています。



こういう自由に動いている相手に対して技が通用しなければ・・・

護身としてはちょっと弱くなってしまうのです。

道場稽古と実戦稽古は似て非なるものだということを知る必要があります。
(もちろん両方を取り入れている道場も存在しているはずです)

大切なのは稽古のバランス感覚だと思います。


護身として柔術を学んでいる方は

型の稽古で身体感覚・動きの精度・基本の動きを学び

それを実践向けに落としていくという流れが必要ではないでしょうか?


  


Posted by ウルフ at 21:00Comments(2)武術