優美とは最も無駄のない動き

ウルフ

2011年10月08日 00:25

武道修行を初めて二十数年経った頃、私の中にある変化が起きてきました。

それは「美しさ」という視点。

武道経験者から見ると、とても違和感があるかも知れません。

「強さ」を最重要課題として生きてきた人から見れば、「美しさ」など求める必要などないと思うでしょう。

私も20代はそういう考えでした。

ところが日本武術に出会い、技を日々磨き続けていく中で、私自身ふと気づくことが幾度もあったのです。

まだまだそのころは、技が効く時と効かない時がありましたから、その違いに「なぜ?」と考え続けたわけです。


「相手をやっつけよう、倒してやろう」と思ってしまうと力んでしまい技が効かなくなってしまいます。

逆に相手の力を感じ、逆らわず、理(ことわり)のまま動けば簡単に崩れてしまいます。

そういったことが見えてきました。


理(ことわり)にかなった動き・・・

それは無駄のない、とても美しい動きではないか!!

その発見は衝撃的でした。

もちろん達人の動きはビデオなどで見ていたので、「美しいな」とは思っていましたが、自分自身の身体で感じたことはとても大きかったです。


新渡戸稲造の「武士道」の中にこのような言葉がありました。
「優美とは最も無駄のない動き」

まさに私が求めていた言葉でした。

この時、「強さ=美しさ」という図式が私の中で出来上がったのです。

その時から大きな方向転換をしました。

鍛練法から意識から全て変わっていきました。

それがSDSの技法につながっているのです。



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