恐怖心が身を守る

ウルフ

2011年04月26日 16:58

「恐怖心を克服する」「恐怖心と戦う」といった言葉をよく耳にします。

とくに格闘技系の団体に多いようです。


私が主宰する護身武術協会SDSでは全く逆のことを言います。

「恐怖心が身を守ってくれる」

「恐怖心を利用する」

「恐怖心を押さえるのではなくコントロールする」



恐怖心があるからこそ人間は危険を回避できるのですね。

護身術の場合は、特に重要な考え方になります。


試合ではない本当の実戦では、どういう状況に変化するかまったく読めません。

状況は刻一刻と変化していきます。

一人だと思っていた相手が複数になることもあります。

相手が素手だと思いこんでいたら痛い目に遭います(痛い目どころか死ぬことだってあります)。


そういう時、人間は恐怖心を抱きます。

それでいいのです。

別に恥ずかしくありません。

恐怖心が無い人間はまずいませんから。

私も怖いです。


問題なのは恐怖心で精神が支配されて動けなくなることです。

そこで「丹田呼吸法」「緊急時の呼吸法」を教えているのです。

それは恐怖心を押さえつけるのではなくて、恐怖心をコントロールするのです。

さらに、「気力」を全身に充実させることで、恐怖心を持ちつつも相手に気圧されない強さを発揮できるのです。


恐怖心がある状態は、身体が反応しやすい状態でもあります。

つまり相手の攻撃に対して、身体が敏感に反応してくれるということです。

護身武術協会SDSでは、これを「防御」に利用します。

「相手が突然殴りかかってきた時」「相手が刃物で襲ってきた時」などに力を発揮してくれます。

これなら、特別な訓練を何年も何年もやって技術を身につける必要はなくなります。


この考え方は、自然の摂理に適っていると私は思っています。

動物は危機的状況になった時、どうして恐怖心というのが生まれるのか?

それは「防衛本能」が働くからです。

それが自分の身を守る力となるのです。

理由はごく単純なのですね。


護身武術協会SDSでは、この「防衛本能(恐怖心)」肯定的に受け止めます。

そして、恐怖心に支配されない様に「呼吸法」でコントロールする訓練を最初にするのです。

護身武術協会SDSが、「呼吸法」をとても重要視しているのはこういう所にも理由があります。



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5月の護身コース
日程 6日(金)・20日(金)
時間 19時~21時
場所 明野中学校 武道場
内容 4月8日『SDS流柔術技法』 
    4月22日『対打撃技法』
受講料 1500円
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